リウマチ科

リウマチ科とは

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リウマチとは「あちこち移動する痛み」を指します。関節リウマチ、リウマチ性多発筋痛症、RS3PE症候群などの関節や筋肉に痛みを生じる炎症性疾患や、皮疹や微熱などの全身症状を伴う全身性エリテマトーデス、シェーグレン症候群のような全身性自己免疫疾患(膠原病)を幅広く診療いたします。これらの疾患は免疫異常を背景として生じるため、適切に薬を使い分けて過不足なく異常な免疫反応を抑えることがポイントです。さらに、関節の痛みで診察を受けた結果、全身の問題ではなく局所の使い過ぎや加齢による問題と判明することもあります。具体的には変形性関節症、テニス肘、ばね指、手根管症候群などです。原因のわかりやすい説明に努め、痛みを生じさせないための生活指導や装具のアドバイス、関節注射、腱鞘内注射も行います。

このような症状のときはご受診ください

  • 朝起きたときに手指がこわばっている
  • 手や足の動かしにくさを感じている
  • 関節が腫れてきた
  • 指の関節が痛い
  • なんとなく全身がだるい
  • 微熱が続いている
  • ドライアイのような気がする
  • 複数の関節に痛みが広がってきた
  • 腱鞘炎だと言われた
  • 貧血気味だ
  • 関節が変形してきた
など

当院のリウマチ科で扱う主な疾患

リウマチ性疾患
関節リウマチ、リウマチ性多発筋痛症、RS3PE症候群、掌蹠膿疱症性脊椎関節症、乾癬性関節炎、強直性脊椎炎、脊椎関節炎、反応性関節炎など
膠原病
全身性エリテマトーデス、シェーグレン症候群、全身性強皮症、多発性筋炎、皮膚筋炎、混合性結合組織病、成人スチル病、高安動脈炎、ANCA関連血管炎、サルコイドーシス、ベーチェット病、再発性多発軟骨炎など
整形外科的疾患
変形性関節症、テニス肘、ばね指、手根管症候群、骨粗鬆症など

関節リウマチについて

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関節リウマチは、幅広い世代の方にみられます。女性に多いのが特徴なのですが、男性の方にもみられます。詳しい原因については特定されていませんが、免疫異常(自己免疫)によって起こると考えられています。関節リウマチになると、手指や肘、膝、足を中心とした関節の腫れが左右に起こります。朝方のこわばりなども現れ、だんだんと複数の関節で痛みや腫れなどが強まります。そのほかの症状としては、皮下結節、微熱、疲労感、体重減少などがあります。

関節リウマチは幅広い世代の方が生じうる疾患で、女性が男性の4倍多く罹患します。免疫異常により自分の関節を誤って異物とみなして攻撃してしまう(自己免疫)ことによって起こると考えられています。関節リウマチになると、手指や肘、膝、足を中心とした関節の腫れが左右に起こります。朝方に強いこわばりが現れ、複数の関節で痛みや腫れなどが強まります。そのほかの症状としては、皮下結節、微熱、疲労感、体重減少などがあります。

こうした症状から関節リウマチが疑われるのであれば、診断をつけるために血液検査、関節液検査、画像検査を行います。関節リウマチと診断されたら早期に適切な治療を受けるようにしましょう。治療が遅れると不可逆的な関節破壊が起こってしまうことがあるので、上記に当てはまる症状をお持ちの方は放置せずにリウマチ科を受診してください。

関節リウマチの治療

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関節リウマチの診断を受けたときは、薬物療法を行います。ここ20年で薬物療法が劇的に進歩し、メトトレキサートや生物学的製剤、JAK阻害薬などのお薬により、関節の炎症を止めて関節が破壊されるのを防ぎ、発症前と変わらない生活・社会活動を目指せるようになっています。現状では関節リウマチを完治させることは難しいため薬物療法の継続は必要ですが、毎回の診察で炎症の活動性をチェックしながら「何も困らない状態(寛解)」を目標に治療いたします。様々な制約によりどうしても寛解を達成できない場合でも、薬物療法を最適な内容にして炎症をコントロールしていきます。なお、関節破壊が進んでいて薬物療法では効果が期待できない場合、整形外科と連携して手術により関節機能の回復と痛みの緩和を目指します。

029-896-5022
休診日
木曜日、第3土曜日、日曜日、祝日
フットケアは第1・第3水曜日13-19時(要予約)
:13時まで  :19時まで
診療時間 日祝
9:00~12:00
13:00~17:00
院長
深谷 進司
診療内容
内科、リウマチ内科、膠原病内科、アレルギー科
住所
茨城県つくば市谷田部872番地(陣場G17街区1)HG陣場ビル201
アクセス
みどりの駅からタクシー5分・徒歩20分
つくば中央ICから9分、谷田部ICから9分
つくタク新規停留所【ふかや内科リウマチクリニック(陣場G17街区1)】
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