ワクチン料金表
ワクチン | 製品名 | 料金(税込) |
---|---|---|
季節性 インフルエンザ ワクチン |
インフルエンザ HAワクチン 「生研」 |
終了しました |
新型コロナ ウィルス ワクチン |
コミナティ | 終了しました |
肺炎球菌 ワクチン |
ニューモバックス | 8,800円 |
帯状疱疹 ワクチン |
シングリックス | 22,000円 |
RSウィルス ワクチン |
アレックスビー | 26,950円 |
子宮頸癌 ワクチン (HPV) |
シルガード9 | 27,500円 |
各種予防接種を行えます

細菌やウイルスなどの病原体からつくったワクチンを接種しておくと、免疫がつけられて特定の病気に罹患しにくくなります。また、たとえその病気になったとしても軽く済みます。使用するワクチンは、各種の細菌やウイルスの病原性を弱めたり、また、それらを無毒化したりしてつくられます。これを注入することによって体内に抗体ができます。
当院では、インフルエンザや肺炎球菌、帯状疱疹などのワクチン接種を行うことができます。そのほかにワクチン接種についても可能となることがあるので、予防接種を希望される方は、事前にホームページ上の予約画面あるいはデジスマ診察券アプリでのアプリ予約、またはお電話にてご予約のうえ、指定日時にお越しください。
肺炎球菌ワクチン
肺炎は、主に細菌やウイルスなどの病原微生物が肺に感染することで起こります。原因となる細菌などには沢山の種類がありますが、とくに多いのが肺炎球菌です。加齢や生活習慣病などで免疫力が落ちていたり、ストレスがたまっていたりすると、肺炎球菌が上気道から下気道、そして肺にまで入り込んでしまい、肺炎になることがあるので、事前の肺炎球菌ワクチン接種をおすすめします。
なお、このワクチン接種は1年を通していつでも可能です。接種後5年経過したら更新接種をお勧めします。5年以内に再接種を行うと注射部位の痛みが強く出るケースがありますので必ず5年以上の間隔を空けてください。接種の年月日は、忘れないようにメモに残しておきましょう。
65歳の方と、60歳以上65歳未満の指定する障害のある方を対象に公費助成があります(初回接種の1回のみ)。
市町村ごとに助成額が定められています。つくば市の助成額は3,000円です。
帯状疱疹ワクチン
帯状疱疹は、これまでに水ぼうそうに罹患したことがある方にのみ発症します。原因となる水痘帯状疱疹ウイルスは、水ぼうそうが治まった後も神経節に長年潜伏し続けます。その後、加齢や過労、ストレスで免疫力が低下すると同ウイルスは活性化し、帯状疱疹が起こるのです。一般人口と比べ糖尿病、気管支喘息の方では約1.5倍、関節リウマチの方は3倍程度帯状疱疹の罹患リスクがあります(治療の影響も含まれる)。免疫抑制療法により帯状疱疹のリスクが高まることが知られており、ステロイド使用で1.4-2.0倍、JAK阻害薬は3倍程度のリスクとなります。通常、水疱は2週間ほどで乾いて治りますが、色素沈着を残したり、神経痛が何か月も時には年単位で残ったりします。
なお、帯状疱疹ワクチンは生ワクチンと組み換えサブユニットワクチン(シングリックス®)がありますが、リウマチや膠原病治療のためにステロイドや免疫抑制薬を使用してる方は生ワクチンを選択できないことと、予防効果は組み換えサブユニットワクチンの方がよいため、組み換えサブユニットワクチンをお勧めします。
通常、組み換えサブユニットワクチンの場合は2-6か月空けて2回接種します(急いで2回接種完了したい場合、2回目までの間隔は1か月でも良い)。
費用が高額ですが、10年間効力が持続するとされています。
50歳以上で97%、70歳以上では90%を予防できるという非常に予防効果の高いワクチンです。
時間とともに効果は低下するもの、10年以上は効果が持続し7割の予防効果があるとされています。
※2025年4月から定期接種(公費助成)の対象になりました。
市町村ごとに助成額が定められています。シングリックス®を2回接種する場合、つくば市は1回10,000円x2回の補助が受けられます。
- 2025年度中に65歳を迎える方(2026年4月1日時点で65歳の方)
- 60歳~64歳の方で、HIV(ヒト免疫不全ウイルス)による免疫機能の障害で日常生活が困難な方
- 【特例措置】2026年4月1日時点で70歳・75歳・80歳・85歳・90歳・95歳・100歳の方(年度年齢)および100歳以上の方
上記以外では65歳以上でも今年度は公的助成対象となりません。例として、66歳の方は70歳になる年度に公的助成対象を受けられるようになります。
子宮頸癌ワクチン
子宮頸癌の原因となるヒトパピローマウィルスの感染を防ぐワクチンです。
防ぐことができるウィルスの種類によって2価、4価、9価の3種類のワクチンが販売されていますが、当院では予防できるウィルスの種類が多い「シルガード9」(9価)を提供しています。
子宮頸癌の原因となるウィルスの80~90%を防ぐことができます。
国が接種を勧奨している定期定期接種の対象年齢は、小学校6年生~高校1年生相当です。この年齢では公的助成により自己負担はありません。
1回目の接種を15歳になるまでに接種する場合は2回、15歳になってから接種する場合は3回接種します。
シルガード9は子宮頸がんの原因の80~90%を防ぎます。
採用品:シルガード9
価格: 1回目、2回目、(3回目)とも 27,500円(税込)※公的助成の対象者は自己負担なし。
キャッチアップ接種について
平成9年度~平成19年度生まれ(※)まで(誕生日が1997年4月2日~2008年4月1日)の女性の中に、通常のHPVワクチンの定期接種の対象年齢の間に接種を逃した方がいらっしゃいます。
まだ接種を受けていない方に、HPVワクチンの接種の機会をご提供しています。キャッチアップ接種の公的補助期間が延長されました。キャッチアップ接種対象者で初回接種を2025年3月末までに受けた方は、2026年3月末までは残り(2~3回目接種)も公費補助の対象となります。
RSウィルスワクチン
乳幼児の気管支炎や肺炎の多くはRSウィルスが原因です。春から夏、または夏~秋に流行します。通常、成人が感染した場合は軽症ですが、高齢者や呼吸器系・循環器系の基礎疾患を持っている方、免疫機能が低下している方は、RSウイルス感染により重症化するリスクが高く、肺炎、入院、死亡などの重篤な転帰につながる可能性があります。これらに当てはまる方はRSVワクチンをご検討ください。対象は60歳以上で、1回の接種で流行期3シーズン分効果が持続するとされています。
採用品:アレックスビー
価格:26,950円(税込)
予防接種後の注意点
予防接種後の30分程度は、接種を受けた医療機関にそのまま留まるか、医師とすぐに連絡が取れるようにしておきます。接種部位に異常な反応が現れたり、体調に変化が生じたりしたような際は、速やかに医師の診察を受けましょう。また、接種後24時間以内は体調が変化する怖れがありますので、激しい運動や過度の飲酒はお控えください。