• 3月 3, 2026

レイノー現象は膠原病に合併しやすい

レイノー現象は、冷たい刺激を受けると指が急に真っ白になる現象です。

寒いところにいると熱が逃げないように血管が縮まり指が白~紫色になるのはふつうのことですが、レイノー現象を起こしている手では刺激に対して敏感に反応するようになっており、指の1本ずつに流れている動脈が通常よりも少しの刺激でけいれんすることによって、血行が途絶えることが原因です。

写真のように、となり同士の指でも白くなったりならなかったりとまちまちになるのが特徴です。

これは一時的な現象なので、しばらくすると元に戻ります。2枚目の写真は、1枚目の状態から6分後の様子です。

典型的には白→紫→赤と3相性の色の変化が起きます。血行障害によって、しびれや痛みなど不快な感覚を伴います。

膠原病に関連してこの現象が生じていることがしばしばあります。全身性強皮症、混合性結合組織病、全身性エリテマトーデス、多発性筋炎/皮膚筋炎、シェーグレン症候群などがその代表です。上記写真をご提供くださった方は、限局皮膚硬化型全身性強皮症をお持ちの方です。

その他の原因としては、以下のようなものがあります。

職業関連

職業関連病態、振動工具を扱う職業、塩化ビニールを扱う職業

閉塞性動脈疾患

動脈硬化症、バージャー病、動脈血栓・塞栓症

血液疾患

マクログロブリン血症、クリオグロブリン血症、多血症、寒冷凝集素血症

神経・血管の圧迫

胸骨出口症候群、手根管症候群

その他

甲状腺機能低下症、褐色細胞腫、カルチノイド症候群、片頭痛、異型狭心症

これらの疾患の可能性を考えて、検査を進めます。

治療としては、ビタミンE剤、血管拡張薬、しょうが入りの漢方薬である当帰四逆加呉茱萸生姜湯、神経ブロック(当院では対応不可)などがあります。

当てはまると思う方は、当院にご相談ください。

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