- 11月 20, 2024
肥満関連治療のためのマンジャロ;院長の体験談
当院は肥満関連疾患治療のためのマンジャロと、男性型脱毛の治療のためのデュタステリドを自費診療で提供しております。
どちらも院長本人が実施してみてこれは良い!と思っているものです。
今回はマンジャロの体験談を書いてみようと思います。
マンジャロが使われる主な疾患は糖尿病ですが、米国では肥満症治療薬としても使用されています。画期的な減量効果があります。通常量で約6kg、通常の3倍量で使えば約11kgの減量効果があると報告されています。
このような減量効果の高い薬はいまだかつてありませんでした。はじめて2023年4月にマンジャロが発売され商品概要を聞いた時は大変驚き、これは大ヒットになる!と確信していました。
案の定、美容のためのやせ薬としてたくさん使われたことで、発売のすぐ後に糖尿病患者さんに回す分の供給が追い付かなくなり一時自由に処方できない期間がありましたが、現在は品薄は解消しています。
そこで、当院では単なる肥満ではなくメタボ関連の健康問題を抱える方を対象に、自費でマンジャロを提供することにしました。具体的には、脂肪肝、脂質異常症、睡眠時無呼吸症候群、高血圧の方などです。いずれも、減量することで改善することがわかっている疾患です。
さて、院長はこの10年ずっと体重が増加傾向で開院前にはBMIがついに30を超えてしまいました。眠りが浅いと思い調べてみたら、軽い睡眠時無呼吸症候群があることもわかりました。両親が糖尿病で、健康診断でヘモグロビンA1cが徐々に上昇してきて、ついに6.0%まで来てしまっていました。マンジャロを使用してみて、3か月で約10kg体重が減りました。今は体が軽い、軽い。ぜひ、この体験を似たようなことでお悩みの方にもシェアしたい、希望する方にはマンジャロ治療を提供したい、と思ったわけです。
マンジャロは1週間に1回自分でおなかに皮下注射をします。私の場合、打って2日目に食欲低下のピークが来ます。食べると気持ち悪くなってしまいそうな感覚があり、食べるのを控えます。いわゆる「胃が小さくなった」感覚です。
マンジャロには胃の動きを鈍くさせて、食べたものが胃から排出されるまでの時間が長くなる効果があります。そのため満腹に食べてしまうとしばらく胃が張った苦しさが残るため、腹6分目くらいにしておこう、という気持ちが働きます。その繰り返しでやせていきました。
脂肪肝があるし中性脂肪が高いからダイエットしなきゃ、食べ過ぎは体に良くないと理性ではわかっていても、体の欲求に負けてついつい食べ過ぎてしまうという方にはうってつけです。
院長の話に戻ると、クリニックを開院するときに追加で生命保険に入ることになったわけですが、BMIが27を境に毎月の保険額が違うといわれました。保険会社の計算では、健康を害して保険金支払いが生じやすいタイプの人かどうか、BMI 27くらいを目安に違うということなのでしょう。あと少しでBMI27以下=健康側の人に入れるので、それを目標に減量を続けているところです。
最後に、もし興味を持たれた方はホームページの診療案内~肥満関連疾患というところから別の記事を読んでみてください。またWEB予約が可能ですので、ご相談にいらしてください。お待ちしております。