- 10月 21, 2025
北海道のきのこ
10月中旬に北海道で行われた、リウマチ・膠原病の医師が集まる勉強会に参加してきました。
学生さんや研修医を含め40人近くが参加して、北海道大学の主な研修病院からたくさんの興味深い発表がありました。それぞれ本当に驚くほど経験した事例を深く考察していて、指導医と研修医のコンビのパワーを感じました。
私は「関節リウマチと肥満の関連」というタイトルで
- 関節リウマチは肥満やメタボ関連の問題を持っていることが少なくない
- 筋肉が落ちている肥満、いわゆるサルコペニア肥満という状況が生活の質を下げてしまう
- GLP-1受容体作動薬により脂肪肝を改善させると重要なリウマチ薬を思い切って使いやすくなる
について論文紹介や自分の経験を発表しました。

翌日はフリーで、帯広市内の公園や林などでキノコを観察しました。

ベニテングタケ

ベニテングダケ、傘の開いた個体

ムラサキシメジ

チャナメツムタケ

ツチスギタケモドキ

ヌメリスギタケ

ツリガネタケ

ニガクリタケ

リング状にキノコが生える「フェアリーリング;菌輪」も観察できました。

コレラタケか、ヒメアジロガサ?(いずれにしても毒)

ゴヨウマツの松ぼっくり。
左は古いもので、エビフライみたいに見えます。
これは本来の形ではなく、リスが中の実を食べたくてかじって松ぼっくりのうろこ(鱗片)が全部なくなった状態です。
一方、新しい松ぼっくりも落ちていたので一部鱗片をはずしてみてみると、ふっくらとした実が出てきました。これをリスが食べているようです。

とりだしてみるとこんな感じ。
ひとつそのまま食べてみると、苦みなどはなくカリカリで無味でした。
※後で調べたら、この状態でもさらに殻がついていて、本当は中身だけを食べるのが正しいことがわかりました。殻ごと食べてしまっていたようです。ちなみに、松の実は中国やモンゴルではありふれた食材です。

えさを探して走り回っているリスさん

ゴヨウマツは、「五葉松」と書きます。はっぱが5本まとまっています。
これで松の葉相撲をやったら強そうですね。
🍄🌲🍄🌲🍄🌲🍄
という感じで、自然を満喫した一日でした。
ではまた!
(免責:キノコの名称は私が自分で調べて判断したものです。食べられるかどうかの判断は自己責任です。)