• 2月 24, 2025
  • 3月 3, 2025

陥入爪(巻き爪)の改善事例

陥入爪(巻き爪は)は食いこんだ部分に刺激が続き炎症を起こし出血しやすい肉芽組織を生じ、歩行のたびに強い痛みを伴います。このような状態に対してペディグラス社の「ビルド・ゲル」を用いた処置を行った実例をご紹介します。

(患者様のご了承をいただいて掲載しております。個人の特定につながりやすい情報は一部改変しています。)

約20歳男性の方。3か月前に激しいトレーニングがきっかけで爪周囲炎を生じ、他院で内服と軟膏で加療していましたが改善しないという訴えでフットケアを受けに来院されました。

初診時、爪の内側縁が陥入し強く腫脹し、内出血と浸出液を認めました。ペディグラスでは板バネ状の器具を爪の両サイドに挟んで爪の陥入を持ち上げることを行いますが、爪に触ると強く痛みを生じるため恐怖心が強く、浸出液もあることからこのような処置は難しい状態でした。当院来院前からご自身が爪と皮膚の間に細く整えた綿を入れるコットンパッキングを行っていたため、助言や介助をしながら自分のぺースでコットンパッキングを行ってもらい、その延長で治療を行うことにしました。コットンパッキングは比較的手軽に行える陥入爪の処置法ですが、挿入したコットンが外れやすいことが難点です。そこで浸出液がある状態でも使用できるペディグラス社の「ビルド・ゲル」を用いて爪とコットンをがっちりと固定し、さらに靴の履き方をお伝えました。写真で白く見える部分が「ビルド・ゲル」です。感染を伴っていると考えられたため、創周囲をナノアクアで洗浄し抗菌薬内服を併用しました。自宅で泡石鹸で清潔に保っていただくようにお伝えしました。

処置後、その日から疼痛が緩和し、トレーニングを継続することができました。

ビルドゲルを丁寧に外すと、浸出液や出血は無く、爪も乾燥していましたので、ペディグラスの巻き爪補正を行いました。これにより食い込まない安全な爪の形へと変えて行きます。

3週後、さらに4週後と、爪の陥入が改善し、それとともに肉芽の縮小していきました。

3か月後、少し肉芽が残っていますが、陥入がなくなり爪のサイドに棘はないため、テーピングで保護しコラージュ泡石鹸で洗浄し経過をみていただくことにし、治療は完了しました。

当院では巻爪レスキューつくばと連携し、専門技術を習得した看護師が処置を行っています。もし同様のことでお困りの方がおられましたら、第1・第3水曜日の午後1時~7時に当院の自費フットケア外来をご利用ください。処置だけでなく靴のサイズチェックや履き方チェックも行うため、普段よく履いている靴でお越しください。

クリニックホームページ フットケア紹介(費用など)

フットケア予約へ

ふかや内科リウマチクリニック 029-896-5022 ホームページ